当社の管理本部は、全事業所と工場を管理・統括していく役割を担っています。なかでも私が大切にしているのは、経営陣の考えを汲み取って全事業所へ展開したり、逆に現場の意見を取りまとめて経営陣へ届けていく"架け橋"としての機能です。事務を担う一部門ではなく、「経営陣や社内から頼られる仕事をしよう」と常々メンバーには伝えていますね。ジョブローテーションも積極的に実施し、社員のスキルアップにも努めています。
私が魅力に感じているのは、経営陣との距離の近さです。改善案を提案しても何人もの管理職を通さなければならない会社もあるかと思いますが、当社では一般社員の意見が上長からダイレクトに経営陣へ届くため、自分のアイデアを実現できるチャンスがあります。私自身も、会計システムの更新やグループウェア導入といった業務のデジタル化に着手してきました。現在は、販売管理システムの刷新に取り組んでいます。
「優秀な人材を高く評価し、モチベーションを高めたい」という経営陣のビジョンを実現するべく、評価制度の見直しも行いました。まず、年功序列の風潮や事業所によって異なる評価基準をなくすため、経営陣の思いを全社に共有。その後、全社員の評価を一覧で確認できるツールを作成し、事業所長全員の話し合いのもとで公平に評価する仕組みを構築しました。現在は、ほとんどの社員が納得できる評価制度に変わったと感じています。